自殺未遂
自殺未遂
深夜1時過ぎ、飯を食ってから約6時間が経過している。夕食はもう消化されているだろう。俺は思い立つと部屋の雑誌を置いているマガジンラックから薬の入ったタッパーを取り出す。蓋を開てドグマチールとペヨーテを脇に寄せ、クベンシスを取り出した。小さなビニールに包まれている白っぽい色の乾いたキノコの破片たちを眺める。二袋を見比べて量の比較的少なそうな方を選ぶ。土曜日の軽いトリップだ。月曜に疲れをあまり残すのは良くない。俺は静まり返った台所に立ちリプトンティーのパックを二つ開け、マグカップにキノコとティーパックを入れてお湯を注いだ。嫌な匂いだ。胸から鼻の頭にかけて不快感が走る。俺はキノコからよく幻覚物質がよく煮出るようマグカップをそのままほったらかしにして、サッシを開けてベランダで一服した。ショートホープの煙が肺に突き刺さる。かさかさと葉を揺らす雑草と白い光を放つ月を見ながらゆっくりと煙草を吸う。灰は灰皿へ。俺は家の中へ。マグカップを見ると刻まなかったキノコの茎が不気味に大きくなって水を吸っている。傘のオレンジ色は気味が悪い。例の何ともいえない独特の匂いがしていたので、俺はシナモンの瓶を取り出して匂いを消すためにシナモンを降りかけた。これで少しはましになるだろう。俺は鼻で息をしないようにゆっくりと紅茶をすすった。酸っぱいような味が口の中に広がる。匂いはシナモンで大体消えているが、体があの匂いを覚えているようだ。一瞬、体が震える。キノコの破片を飲み込みながら、休み休み不快感を押さえて全部飲みきった。カップについた塵のようなキノコも水で流し込む。俺は歩いて自分の部屋に戻ると新居秋乃のCDをCDプレイヤーに突っ込んで永久にリピートさせた。そして座布団を押し入れから引っ張り出すと、それを枕にして伏せた。
30分ほどして音がゆっくり聞こえ始める。効き初めだ。穏やかな波のように遅延して音が聞こえる。静寂は永遠の静寂だ。ほったらかしていると、断続した時間の平面が連続しているのを感じる。思考が時間の先端に現れる。永続する思考の流れが意識の流れだ。時間の断面を感じることがやっとまた可能になる。不快感はない。少しばかり吐き気がしたが努めて意識しないようにする。やっとまとまりかけた頭で今日一日をまず整理する。明大前に行ってブラブラして、漫画を買い、明太子とマヨネーズの不味いパスタを食いながらそれを読む。隣にいたババアとカマ風の男の会話が気に食わなかったから、ドグマチールとトフラニールを飲み込む、効くまでコーヒーをお替わりして目を閉じて暫くじっとしている。家に帰ってカニを少しばかり食って、夜まで6時間ほど時間を潰す。そして今だ。オーケイ。何も問題はない。延々と流れる新居秋乃の天使のような歌声を聞きながら、ふと思考が無意識に操られているような錯覚がする。俺の体の欲求が俺の精神を方向づけているのだろうか。俺の精神の考えよりも、内なる声の方がとてもシンプルなものなのじゃないのか。どこまでも思考が続く。自殺と気が狂うこと。これからを生きるために死ななきゃならないのか。気が狂っていると思う俺は既に気が狂っているのか。問答がいつまでも続く。答えを見つけた瞬間その答えの反証が始まり、論理が打ち立てられるまえに次々に思考が鋭角に変わる。俺は寝そべりながら自殺についてあれこれ考えているときに気がついた。体が熱い。両腕を前に伸ばしてみると妙に熱っぽい。握り拳を作り力を入れると手の甲の筋肉が剥がれそうになるまで、どこまでも力が入れられる。力?そうだなこの世界を生きていくために絶対的な力が欲しかった。力が欲しい。阿呆みたいに一人呻くと、俺は笑った。それにしても体が熱い。
意識が銀色の縁にぶつかり思考が途切れる。睡魔か狂気か、過去から流れてくるような音楽を耳にして俺は目をつぶっていた。青い薄い花弁のような帯が蛍光灯で照らされた影絵のようにユラユラと回転しているのが見える。音と俺の鼓動に合わせ刻々と微かに変化している。何度目かの意識の切断の時に息が止まっているのに気がついた。頭に血が上っている。やれやれと俺は思うと、起き上がってゆっくりと深呼吸した。この薄い皮に包まれた肉の中に空気が送り込まれるのを感じる。体は火照ったままだ・・・待てよ、おかしい。いつもなら寒いぐらいに体が冷えているはずだった。俺は吹っ飛んだ頭を努めて冷静にして、眼鏡をかけて部屋を見渡した。特に不自然なことはない。もう一度腕を伸ばすと驚いた。二の腕の柔らかい裏側に赤い斑点が出ていた。血でも吹き出そうな赤い染みがいくつも浮き上がっている。どういうことだ?もう片方の腕を見るとこちらも同様に赤い斑点が出始めている。まさかアレルギー反応か?しばらく様子を見ているが息が苦しいことぐらいだ。だが体の反応は止まることがないようだった。俺はシャツを脱ぐと体を見た。最悪だ。火傷で水脹れしたような大小様々なアレルギー反応が体の柔らかいところにかけてびっしり出ていた。かゆみを覚える。俺は2度ほど魚でアレルギーがでた事があったが、ちょっと様子が違った。体の色がおかしいのだ。真っ白な部分と紫色になった部分、はちきれんばかりに盛り上がった皮膚、沢山の赤い斑点、クベンシスの所為で色に敏感になっているとはいえ大分異常だった。家人に見つかるのがまずいと思った瞬間俺は立ち上がっていた。煙草とライターを尻のポケットに入れるとCDを停止して、俺は頭を掻いて玄関を開けて外に出た。
ふらふらしながら外に出ると、外は霧雨が吹いていた。火照った体にはちょうどよい寒さだ。俺はマズイ、マズイと呻きながら思考をまとめようとした。アレルギー反応。死ぬのか。死なないとは限らない。どこに歩いている。雨が冷たい。体がかゆい。足が痛い。ここは昔、胃痙攣で倒れたところだな。笑い。煙草を吸って落ち着け。マズイことになった。様々な思考が沸いては消えていく。そして俺は気がついた。どこへ歩いているかわからない。そしてそれは俺の意志では止められないことに。頭の隅で鬱という名の獣が頭をもたげるのがわかる。自殺しろ。やめろ。自殺しろ。やめろ。押し問答が続く。だが前から決められているかのように俺の足はふらふらと自殺する場所を探して歩き始めている。家の近くのちょっとした広場に出て、俺は腰から下げている電話に気がついた。奴に電話をかける。自分ではどうしようもない。思考はとぎれとぎれに混乱してきており。パニックになっているのと精神が分裂し初めてゆっくり濁るのがわかっていた。誰か冷静なやつに判断を仰ぐ必要があった。煙草を痛いほど吸いながら、俺はどこか高いところを目指して歩いている。思考を少しでもそっち側に向けるのは危険だった。死への誘惑が強すぎる。死への理由が近すぎる。頭の中にまでアレルギーが起こって頭の皮膚がボコボコと膨れるのがわかる。俺は半分ほどになった煙草を捨て、また煙草に火をつける。電話は誰も出ない。何度かけても。何度煙草を吸っても。静寂に包まれた灰色の美しい朝の世界にはコール音だけが鳴り響く。とても死ぬには美しい世界だ。笑う。頭のどこかの冷静な俺が急いで携帯電話のリストを探る。彼らの名前を見つけだすと、俺はコールした。
しとしとと雨の音が空間の中で確立して聞こえる。辺りはとても静かだ。俺は木に寄り掛かりながら、天を仰ぐ。夜は去った。朝が来る。こんな素敵な雨の日の朝に死ぬのも悪くない。俺は携帯のリダイアルを押して腕をがっくりと落とす。コール音と雑音。「もしもし」「もしもし、朝っぱらに悪い。マズイことになった」雑音。とぎれとぎれの意識からつたなく説明する。「そっちからどうすればいいか言ってくれ」雑音と沈黙。とても長い沈黙だ。プツプツと入る雑音と声が俺をこの世界に留めていることがわかる。「大丈夫か?」「いや、、、前から頭がおかしかったんだ」笑う。「俺はいろんなやつに迷惑をかけているな」関係ないことをべらべら喋りそうになるのを止める。すぐに死にたくなるからだ。相手の言葉と俺の言葉を理解するのに時間がかかった。とにかく家に帰って病院に行けということだった。なるほど。だが、マズイ。病院にも行きたくないし誰にも見つかりたくはない。「もし死んだら、みんなに言っておいてくれ」ちょっとこの世を去るときの言葉を考えてみるが、特に何もない。死ぬだけだからだ。「色々ありがとうって」俺は携帯を切った。死ぬのも悪くない、だがこんなわけのわからないまま死にたくない。事故で死ぬのとは違う。無意識のうちに死を選んで、目の前の死にビビっているのだ。俺はふらふら歩いて来た道を戻る。何度か考え直してマンションのてっぺんや中学校の屋上から飛び降りる算段を立てて立ち止まる。体は濡れて冷たくなっていたが、熱い。手は真っ白に、染みは赤く、ところどころ紫に、そしてあちこちにボコボコと盛り上がるアレルギー。このまま死んだらキノコ人間だな。クスクスと笑って、朦朧とする意識の中で歩き続ける。ドラッグで死ぬやつの気持ちもこんな感じなのかな。間抜けなジャンキーを思い浮かべて、病院へは行かないわけだな、と思った。俯きながらこのままいっそ濡れたこの大地に横たわったら気持ちいいんじゃないかとも思ったが、立ち上がれないことはわかっている。俺は家のドアを開けると、自分の部屋に戻った。その時俺が思ったことはまだ生きているという安心だった。死を免れた糞野郎の安堵。
しばらく部屋でじっとしている。特にこれ以上何が起きるというわけでもなかった。熱い。兎に角体が熱い。俺は尻ポケットから煙草を抜き出すとベランダに出て紫煙を吸い込んだ。頭から彼らが心配しているかもしれないという思いが離れない。もう一度携帯のリダイアルボタンを押して彼らに電話すると、家に着いたこととまだ生きていること、体は平気そうだと伝えた。そしておやすみを言った。生きてたら止めるか、、、そう語るも頭の隅では、馬鹿は死ななきゃなおらねぇよ、という声が聞こえる。俺は天を仰ぎ見て雨粒を眺めた。どうしようもない欠如する心の何か、体の反応。俺は家の中に戻ると一息ついた。そして家人のところに行き、アレルギーが出たと伝える。努めて冷静にドラッグで壊れた心を見せないように。明日の朝、病院に行くことを約束すると俺は部屋に戻って布団に倒れた。頭が痛い。体が熱い。目を瞑ると意識の断続とともにやってくるあの心音とともに鳴る音楽と狂ったようなギターの調子が聞こえてきた。痛みに意識が飛ぶ、雪崩落ちるようなバットトリップ。痛みと死ねなかった後悔の声と俺の体が生きようとする体現が聞こえる。肉体は生きようとして、精神は死にたがっている、そして無意識は生きたがっている。オーケイ、それが本当だ。俺は死にたくはないんだ。だから病気を治そうとするし、クスリに手を出す。どんなに後ろ向きでも俺は生きていたいんだ。狂えば楽になる。だがあの世界はあまりに穏やかじゃない。穏やかな世界の縁には大きな混乱の溝がある。銀色の縁は超えられない。思考が何度も狂う。クベンシスで引き延ばされた時間の中、角度を伴った思考の残像が恐怖と痛みの影を残す。記憶の空気を匂いを感じ取れるもの。俺の精神を守ってくれるもの。千鶴さん。どこにもいない空想の人物に祈る。どこの世界にも、この世にはいない誰でもない存在に祈る。鬱がおまえは気が狂っていると囁く、吠える。俺の精神は逃げ場を求めるようにその名前と微笑みを連呼する。現実世界に繋がりがないお前が生きていてどうする。これ以上迷惑をかけてどうする。最後に笑って死ぬにはどうする。無意識に勝つために、本能を凌駕するためにする意志は死だ。現実逃避のオナニー野郎は死ね。結局誰に救いを求めるかなんてわかっていることだろう。どうすればいい。千鶴さん、それは死ぬことだ。でも俺の本能は生きたがっている。無限に続く質疑応答。止めは意識を失うことだった。
信じられないほど引き延ばされた時間。意識を失うのはほんの数分か数秒。頭の中で雑音が鳴り響き、耳鳴りが鼓膜を破裂させんばかりに圧迫する。頭が割れる。俺はまた立ち上がりふらふらと台所に歩いていこうとした。額から前面にかけて一気に血の気が失せるのがわかる。頭自体はひどく熱を持っていたが、顔面蒼白とはこの事だろう。視界が黒い、赤黒い染みに覆われる。左目の右上半分しか視界が開けない。倒れそうになる。倒れる。呟く。目が見えねぇ。鼓膜が割れそうで呟く声が聞き取れない。這いずる様にして台所まで行くと勘で冷凍庫の引き出しを開ける。なんだかわからない冷たい固まりを引き出して、俺はそれを頭に当てた。恐ろしい勢いで凍ったものが解けていくのがわかる。目、額、側頭部、吐き気と頭痛がまとわりつく。何とか立ち上がるが、また血の気が失せる。これを何度か繰り返したら失明か聴覚を失うな。自分の馬鹿さ加減に笑う。しばらくじっとしたまま視界が回復するのを待つ。体を冷やすために洗い場からコップを取り出すと、水を飲み干す。何も変わらない。俺はもう一度座り込むと長い間待った。吐き気がおさまらない。立つと血が体を落ちていくので、また這いずる様にしてトイレまで行くと電気を点ける。穏やかな換気扇の音が聞こえ、ゆっくりと光が目に触れる。吐いた。便器に向かって黄色い液体と一緒に吐き出す。止まるところを知らない様に。俺の体のことを考えない様に。本能が胃を締め付ける。呼吸困難と痛み、口の中が酸味のある胃液で歯がキシキシと音を立てる。眼鏡を外している朧げな視界にクベンシスの黒い影が見える。見るとまた吐きそうになるので、急いでそいつらを流し込んだ。これ以上吐くと呼吸が止まりそうだと思ったが、二度三度また吐く。俺は座ったまままた天井を見上げた。口の中は溶けるような酸性の味で一杯だった。鼻水を流しながら、何度も唾を吐く。涙に塗れて自虐的に、いや自虐で笑う。換気扇の音と水の音だけが響く無音の世界で、何を考えることもなく。動けずにいた。体の反応が一通り終わると、俺はまた這いずりながらトイレを出た。口も濯がず、部屋に戻る。そして倒れ込む。二匹の犬が心配そうに顎を上げて俺を見つめている。誰もぴくりとも動かない。俺は人生最後にしたことが、犬を安心させるために頭を撫でること、悪くないじゃないか。と思いながら、犬の頭を優しく撫でる。そしてまた苦痛と吐き気と混乱の第二ラウンドへ。
体の中に水をのど元まで流し込まれて、揺れる筏の上に寝かされているような不快感。例えではなくクベンシスが効いている体にはリアルだ。疲れて瞼を閉じるとまた睡魔か思考の断絶の向こうからやって来る体の中の音楽。考えるのを止めて苦しさと熱さと耳の音に身を委ねる。どうでもよくなった。目の前に突然現れた死と違って、ここには身構えられるゆとりがあった。このまま意識を途切れさせたら二度と起きないかもな。音がブツブツと傷ついたCDの様に飛び、赤と黒の渾沌とした世界に何度もさらわれる。狂うか、狂わない、狂ったか、狂わない、狂っているのか、狂っていない、狂っているんじゃないのか、どうだろう。死ぬのか、死なない、死んでいるのか、まだ死なない。最後はこんなことを永遠に考えていた。そして沈黙がやって来た。
朝起きると気分は最悪だった。まだ5時、少し眠ったと思ったのだが全然時間が経っていない。俺は這いずるようにしてまたトイレに向かうと喉元に溜まったような不快感のあるゲロを吐いた。今度は楽だ。痛いが楽だ。もうほとんどクベンシスの効果はなくなっていた。痛みにトリップすることも、吐き気にトリップすることもない。俺は前もこんなことがあったかな、と軽いデジャブを感じていた。何度も繰り返されて明日明後日終わるかもしれないし、終わらないかもしれない世界。何でこんなことやってんだろうなぁ。それは辛いからだ。全然たいしたことない苦労。全然たいしたことない心労。退屈でなにもない、何も起こさない人生。緩やかな自殺。自殺もできない憶病者。楽になるために食って、楽になるために吐いて、そして変わらずに生活している。俺は立ち上がるとまた部屋に戻り布団に倒れる。ウトウトと暫く眠る。そのうち家人が病院へ行くかと聞くが、暫く待ってくれと言って、寝かせてもらう。少しだけ待ってくれ。
起き上がることもままならない。喉がヒリヒリと痛む。体中のアレルギーは少しはマシになったが一向に消える様子はない。立ち上がると貧血。俺は何とか起き上がると、家人に病院に連れていってもらう。病院ではカニでアレルギーと言っておく、注射でアレルギーを押さえる薬を打たれる前に、さらにこれのアレルギーで死んだりな、と笑う。医者も凄いアレルギーですねとかいっていたが、心の中でまーなと言っておく。よたよたしながら注射を打たれ、また家に帰る。そのまま一日中寝た。時々起きるとポカリスエットを飲み、その日はそれだけで終わった。次の日も体調は優れない。アレルギーは治まったが、貧血が酷い。かゆを食ったが美味かった。漬物と梅干しを気持ちわられるぐらい食べる。回復まで3日、その間ほとんど何も考えないで過ごした。だがある程度、少しばかり考えた。だいぶ色々な奴等に迷惑をかけた。クベンシスは止めるか。なんとなくまた絶望的にやりそうな気配はするが、とりあえず暫く止めようと思った。バカは死ななきゃ直らないとはよく言ったもんだ。次。俺は生きていたいのだと思った。体も精いっぱい生きようとしている。死にたがっている病んでいる精神とは別に、どっかで生きようと思っている。だから死のうとするのだし、死なないようにするのだ。死ななきゃこれ以上生きられない。切羽詰まっているな。
その後の生活は特に変わりはない。抗精神剤でドーピングしながら会社に行って仕事をして帰ってきて適当に遊んでねる。心の枷は歩いているだけでがたがたと揺れ外れそうになる。自分の3分の1ぐらいがおかしな部分があるのだろう。どっかで足りてないものがあると最近は思っている。何が足りないのかはわからない。死への願望はますます高まったり下がったりするもののとりあえず、考えないように薬で抵抗している。そのうち何もかも忘れられるだろう。下手をすると分裂があってうまく考えられなくなることもあるが、懐かしい記憶のにおいがする。大体において何とかなっている。このまま永遠に過ごせるような気もする。切羽詰まっているが、そんなでもない。そんなでもないが、ヤバイ。クベンシスで知れたことは大きかったが、その効果は大きかった。俺はこれでおかしくなったのではなく、おかしかったいくつかの条件が重なって加速しただけだと思っている。遅かれ早かれこうなったのだ。会社を辞めたら少しだけ休もうと思う。そしてゆっくりきっとクベンシスでもやるのだ。
懲りてねぇな。